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初めてラノベ新人賞に投稿してみた感想

耳かきボイス(挨拶)

 

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 何回もツイートしてたんで分かる人も居るかもしれませんが、

 6月30日(金)が締め切りの「MF文庫jライトノベル新人賞」に応募しました。

 リゼロとか緋弾のアリアとかのレーベルです。

 新人賞に応募したのは初めてなんですが、やっぱりダラダラ自分の好きなものを書くよりも楽しかったです。期限があるっていうのと、体裁を整えなきゃいけないっていうのはかなり大きかったですね。

 で、新鮮だった点がいくつか。

 

 まず、「小説を書く」ということ。

 設定、キャラクター、世界間、ストーリーの四要素、自分はこれに見せ場を入れた五要素を事前に用意してから執筆を始めます。

 ライトノベルの執筆は創作活動ですから、当然、創造する活動なワケですよね。

 なので自分は、「この五要素を使っての建築作業」をイメージしていました。

 材料や工程、人員の割り当てなんかを決めて取り掛かる建築ですね。

 ですが、実際にWordを開いて書いてみると、ま~あ全然思い通りにいかない。

 何も書かれていない 真っ白な 画面を見て、次の展開が思いつかずに愕然とするだけの時間が流れます。酷いときは丸一週間何もせずにエロゲやってました。

 ……実際にはWord初期の真っ白な背景だと目を傷めるので色を変えるのがオススメです。自分は薄い水色にしてます。

 それでも書かなければ募集はできませんから、必死に文字を捻り出して書き連ねます。そんな作業を繰り返している内、

「これ、建築作業じゃなくて発掘作業だな……」と思うようになりました。

 五要素を事前に用意していても、その通りに執筆ができるとは限りません。小説を書くのは自分の脳と感情と目と指先なので、当然体調によってはウンコみたいなものになることもあります。ですが、期限が決められているので修正には限度がある。素人でも時間を掛ければ傑作を書けるというのはその通りだなと思いました。

 まあ何が言いたいのかというと、執筆は

「五要素から小説を作り出す建築作業」ではなく、

「五要素が良い感じに小説という形で埋まっていることを期待しながら行う発掘作業」である、ということです。

 この場合、タイピング=文字の入力が「掘る」という作業に相当します。

 結果完成するもの=発掘するものが100点の小説か35点の小説か、それとも120点の小説かは分かりませんが、それでも掘り進める。だって完成しないと応募できないから。

 正直、思っていたよりも苦痛でした。

 完成したときの全能感は他では得難いものですけどね。

 

 次に、躊躇なく捨てること。

 みなさんはラノベで新人賞を取ろうと思い立ったら、多分最初は検索してみますよね。どういう賞があるんだろうとか、どうやって書けばいいんだろうかとか。

 ラノベ作家は漫画家イラストレーターと並んでオタク職業カースト最上位だと(個人的に)思っていますし、小説はお金を掛けなくても書けるので、ラノベ作家になろうと一度は考えた人も多いんじゃないでしょうか。

 需要も多く、新人賞獲得を目指すようなサイトはいくらでもあります。

 そういったサイトには不文律のように決まってこう書かれているんです。

「一度書いた作品は絶対に完成させよう! その方が力になるから!」

 

 あのですね。これ、です。

 

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 そもそも「続きを書きたくなくなった小説」がどういったものかというのを考えた時に、「書いてみたら思っていたよりもつまらなかったから」あるいは「なんか手が止まっちゃう」というものがあると思います。

 嫌なもの書いてどうするの、って話です。

 そんな思いをして書いた小説で新人賞取る自信ありますか? 私には無いです。

 上では色々書きましたが、私も投稿作品を書いているときはめちゃめちゃ楽しかったです。

 だって自分の作った個性豊かなキャラクターが、自分の作った特色ある世界観のなか、自分の作った最高に面白いストーリーを演じてくれるんですよ。

 楽しいに決まってるじゃないですか。

 そもそも創作活動なんですから、楽しくなきゃ嘘です。

 しかも中高生向けの快活なエンタメ小説を書いているわけですから、執筆の原動力にくべる薪は「辛さ・悲しさ」よりも「楽しさ」の方が良いに決まっています(純文学とかはまた話が変わってくると思いますが)。

 長くなりましたが、まあそういうことですので、「続き書きたくねえ…」と思ったら、躊躇せずに書くのをやめましょう。私も今回四万字程度まで書いていたものがあったのですが、あまりにも面白くなくなったというか、これ、自分が下読みだったら絶対通さねえな……という考えに至り、データ全部消しました。

 結果として締め切りに追われることにはなりましたし、完成度も粗の残るものではありますが、自分にとって最高に面白いライトノベルを完成させることができました。これが初めて書き切った長編小説でもありますので感動もひとしおです。

 まあ四万字捨てるというのは自分でも無茶やったかな、と思いましたが、自分を追い込むことで一日に五万字書くっていう西尾維新みたいな(内容は追い付いてませんが)無茶も経験できましたのでこれはこれで楽しかったです。

 

 本当はもっと色々書こうと思っていたのですが、脳が死んでいるのでこれ以上何も思い付きませんでした。ただ、原稿の入った封筒を郵便局のおばお姉さんに渡した瞬間の解放感は最高でした。そのあと寝不足の体に酒を入れたらベッドの上でぶっ倒れてました。

 執筆活動、特に、期限や目標を定めての「新人賞への応募」は、とにかく最高です。

 

 みんなも新人賞に投稿して、私と一緒にラノベを目指しませんか?

 あ^~、はやく印税まみれになろうや。